ウェブ関連の職種で一番良いのは。

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(びっくりした。ie9ってmovabletype編集できないのか。ieのブラウザってほんとにポンコツだね。)

あるウェブ制作会社の経営者さんとお話する機会があり。

ウェブ関連職種の人はどういうフローをたどっていくのか?という話になった。


よく考えてみれば、私の知っているウェブ関連の人はだいたい若い。
40台後半とかのおっさん(世間でいうオヤジのような人)は正直見たことはない。
これはウェブが産業としてまだ未熟だからかもしれない。
ウェブが商売として成り立ってからはまだ20年もたってないんじゃないだろうか。

そういう若い産業なので。ということなのかもしれない。

じゃあ、

自分が40、50のおっさんになったとき

「はいっ、あのー私ウェブデザイナーの●○ですっ」とか言ってる姿は想像できない。

想像できるとすればフリーランスか、経営者くらいで

デザイナーはおろかコーダーやディレクターですらないと思う。なんか想像できねーもん。


で、


よく言うのが、ウェブ関連職種の成長フローとして

コーダー→デザイナー→ディレクター っていうのがありますよね。

ようするにデザイナーは一生デザインなんかできゃしねー、ってことだそうで

給料もコーダーが一番安くて、ディレクターが割かし高いってことになってるみたい。


これってどうなのよ?って話ですよ。


なぜディレクターが最後なんだよ?と。


たしかに一般的なものづくりの企業で言えばそうなのかもしれない。

製品を作る作業員と、それを設計する技術者、そして営業担当はそれぞれ担う重要度が違い
生み出す利益が違う。

でもウェブって必ずしもそうじゃないと思うんですよ。

上記3つの職種は、僕から見ればそれぞれ同じくらいの重要度です。
というか、出来る人間は3つどれもできるんじゃねーの?くらいに思います。

スキルで言えば
コーダー:経験
デザイナー:センス
ディレクション:管理能力
それぞれに必要なもの:ウェブに対する好奇心

ってとこでしょうかね。

つまり、何もしらない営業上がりのディレクターと、経験のあるコーダーでは
スキル的に雲泥の差があるわけです。

デザイナーってのも美術的センスがあるだけで、ウェブの新しい技術を知らんようじゃダメだと。
ましてやソフトの使い方がわからんとか論外。

なもんで最初のフローに戻るわけですが
コーダー→デザイナー→ディレクター っていう。
最後のディレ・・なんとか、って要ります?

確かにディレクションは重要です。それを否定する気はまったくなくて。
いいサイトを作る仕事の9割はディレクションです。

ただ、ウェブ関連の職種の到達点としては違うんじゃないかと。
成長曲線には乗ってないんじゃないかと。

「ウェブを極めたらディレクターになってた。」なんてあるはずない。
だってデザインもコーディングも実際のスキルを持ってないんだもの。


「パソコンが使えない上司」みたいな。

あ、でも、それだと「おっさん」としてはアリか。

ウェブ関連職種に限ったことではないのかもしれないけど

人って成長するほどにスキルをなくしていくものなのかな。

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このページは、seoartdesignが2011年5月22日 16:04に書いたブログ記事です。

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