初めてのクライアントへの対応

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今まで取引のない、初めての案件で、初見となるクライアントはもちろんだが、
既存のクライアントでも担当者変更などで、はじめての人と仕事を進めていく機会が往々にしてある。

一般的な人付き合いでもそうだが
初めて会う人というのは態度やコミュニケーションの仕方に気をつけなければならないと思う。

この仕事に限って言えば、特に気をつけなければならないのが2種類の人間。

・過去にホームページを作ったことがある。という担当者
・女性の事務員(40代~50代)

何故か。


・過去にホームページを作ったことがある。と言う人
Webサイト。ではなく「ホームページ」というのがミソで、およそ5~10年前のtableデザイン全盛期に
特に、ホームページビルダーを使って作った人というのが多い。
こういった人は「ホームページを作ったことがある」という理由のみで担当者に抜擢されている。
何故か「作ったことがある」という事だけで、こちらの仕事をバンバン否定してくるので注意が必要。
しかも、一昔前のデザインや仕組みにこだわっており、この人の言う事を全て聞いていると
ダサいページが出来上がること間違いなしの地雷。

・女性の事務員(40代~50代)。おばちゃん。
必ず、というわけではないが、この条件の女性には地雷が多い。
この年齢になると仕事ができなくなっており、かつ職場での態度が大きいため、できるだけ現場から
遠ざけたいということだろうか。Webの担当者に回されるのはこの年代の女性が多い。
センスが古いうえに、職場での態度をそのままビジネスに持ち込むので手がつけられないことも。
女性特有だが、ビジネスに対する理解がなくこちらの手数料や交通費など雑費は全て無償と思っている。
そして更年期。打ち合わせ回ごとに機嫌が激変する。


どちらにも共通して言えることは、

「ひどく自信家」ということ。


Webサイトを作れもしないし、デザインもできもしないのに何故か上から目線。
そして自分への批判はまったく受け入れない。


Webディレクターをやっているとこういった人に当たることは、稀ではない。
・・・それだけに「ちゃんとした人」が担当についてくれるとそれだけで嬉しいのだが。


さて、今までこういった方々と接してきた結果、失敗と言う経験の方がもちろん多い。
失敗というのは基本「担当者に嫌われて二度と仕事がもらえなくなる」ということ。

しかし、失敗といってもこちらが品質の低いものを提供したり、納期に遅れたわけではもちろんない。
この人たちの判断材料はあくまで「好き」か「嫌い」か。だから。


多くの場合、彼らの無理難題に答えなければ嫌われるし
彼らの悪いセンスを批判することもご法度。


いろいろ学んできた結果

「さわらぬ神にたたりなし」方式が一番無難な対処法かもしれないということもわかってきた。

初めて~この人たちの信用が得られるまで
は、とにかくこの人たちのイエスマンとなることだ。
それ以外に切り抜ける方法はない。

そして信用をある程度得た時点でこちらの思惑を切り出す。これが重要。
この人たちの思惑に100%ついて行ってしまうと、大変なことになるからな。


では、信用を得た・・・と判断するのはどの時点か。


それは、この人たちのご機嫌をとり、とにかう認めてあげること
そして打ち合わせを何回も重ね、誠意をみせること

そうすると、ある日自分の意見ばかりを通してきたクライアントが
こちらに質問するようになってくる。
「これはどうかな?」という感じで聞いてくるといよいよ信用が得られてきたということになる。

ディレクターの仕事ができるのはやっとここから。といっても過言じゃない。

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このブログ記事について

このページは、seoartdesignが2014年2月18日 10:10に書いたブログ記事です。

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